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経済なんでも研究会
サンデー実験室 = 孫に聞かせる経済の話 (改訂版)
2016-01-10-Sun  CATEGORY: 政治・経済
第8章 円高・円安って、なんだろう? ⑥

◇ 戦後は1ドルが360円 = みなさんは毎日、円というおカネを使っていますね。日本が自分の国の通貨に「円」という名前をつけたのは、1871年(明治4年)でした。いまから145年も前のことです。それ以前は、おカネに「両(りょう)」という名前を付けていました。テレビの時代劇を見ていると、10両だとか100両だとかいう話が出てくるでしょう。

明治政府は「円」を誕生させたとき、1ドル=1円と決めました。しかし、これでは円が高すぎて輸出が伸びません。円安にして輸出を伸ばそうという主張と、円安にすると輸入物価が高くなるから反対だという主張が激しく対立したという記録が、1893年の文書に残っています。この議論の意味がよく判らない人は、先々週と先週のこのブログを読み返してみてくださいね。

円のドルに対する価値は、1897年になると1ドル=2円に改められています。その後も少しずつ円安の方向に変えられて、第2次大戦が始まる直前のレートは1ドル=4円25銭でした。戦争で日本経済はめちゃめちゃになりましたが、戦後1949年(昭和24年)になって、日本を占領していた連合軍が1ドル=360円にするよう命令を出しました。ここから1ドル=360円の時代が22年間も続いたのです。

戦争で日本の経済力はゼロに近くなっていたため、最初360円という為替レートはきびしい円高。輸出もほとんど出来ませんでした。それが経済の復興によって、360円レートでも輸出が大きく伸びるようになったのは1968年(昭和43年)ごろからです。つまり経済が強くなったために、日本にとっては同じ360円レートでも円安になったと言うことができます。                                 
                            
                               (続きは来週日曜日)   


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