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経済なんでも研究会
サタデー自習室 ―― 円の軌跡(6)
2007-09-08-Sat  CATEGORY: 政治・経済
6)変動相場制② = プラザ合意の内容が明らかになると、円は急激に上昇。1日で240円が230円に上がる。その後も円高傾向が続き、86年末には160円を突破した。2年間で90円もの上昇である。さらに87年には120円台へ。この間、日銀はプラザ合意での約束を忠実に守り、ドル売り・円買いの介入を続けた。

急激な円高は輸出を鈍化させ、景気を下降させる。その心配から、日銀は金利をどんどん引き下げて行った。その結果として生じてしまったのが、いわゆる過剰流動性。つまり大量の「カネあまり現象」である。あまったカネは不動産や株式に流れ込み、86年末ごろからはバブル経済の様相を強めて行く。このバブルが92年にはじけ、日本はその後10年間にわたって、その後遺症に悩まされ続けることになる。

89年から90年初までは円安傾向。この間、天安門事件やベルリンの壁崩壊など、国際情勢は大荒れ。90年から95年は円高、94年に初めて100円を突破。95年4月19日に79円75銭の史上最高値。95-98年はバブル崩壊の後遺症で円安。98年秋には140円台。その後は、だいたい100円ー120円のレンジに収まっている。

変動相場制になってからは、長期的には円高傾向だと言える。ただ国際情勢が緊張すると、ドルに対する需要が高まり円安に。また日本の経済情勢が悪化したときも、円安になっている。もう1つ、ここ数年は日銀による為替介入が全く行われず、その意味では完全フロート(変動相場)状態になっていることが大きな特徴だ。

                  (続きは来週サタデー)

    ≪7日の日経平均 = 下げ≫

    【今週の日経平均予想 = 1勝4敗】

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