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経済なんでも研究会
慌てた 中国政府 : 市場対策
2016-01-13-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 肝心なのは経済対策 = 新年早々、中国政府・人民銀行は市場対策に大わらわだった。まず株価の急落を抑えるため、ことしから導入したばかりのサーキット・ブレーカー制度が大失敗。年明け4日の株価が下落したのを見て、さっそく実行したが株価の下落は逆に加速してしまった。この制度は市場の空気を冷やすため、取り引きを強制的に15分間中断させる政策。だが市場は「政府が弱気になった証拠」と判断してしまった。

一方、人民銀行は昨年末から人民元の対ドル・レートを切り下げてきた。元安で輸出を拡大する景気対策である。人民銀行は新年に入っても、この政策を推し進めた。ところが市場は、これを「中国経済が悪化している証拠」と受け取った。このため中国からの資金流出が加速、かえって中国経済に悪影響を与える結果となってしまった。

こうした市場政策の失敗から、上海市場の株価が急落。世界同時株安の大きな原因になっている。中国政府は失敗に気付いて、ただちにサーキット・ブレーカー制度を撤廃。大株主による保有株の大量売却を規制するなどの措置をとった。人民銀行も8日には、元レートを切り上げる方向に転換している。メンツを重んじる中国にしては、素早い修正だった。

だが、これで問題が解決したわけではない。市場対策も結構だが、小手先の対症療法は効果がないだけでなく、副作用も大きい。もっと根本的な経済対策が併用されないと失敗することは、先進国の経験に照らしても明らかだ。いまの中国の場合、過剰設備の廃棄や国有企業の生産性向上につながる大規模な政策を打ち出せるかどうかだろう。

      ≪12日の日経平均 = 下げ -479.00円≫

      ≪13日の日経平均は? 予想 = 上げ


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