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経済なんでも研究会
原油は まだ下がるのか? (下)
2016-01-27-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 「原油は安くない」という考え方 = 原油の国際価格は、08年に1バレル=147ドルにまで高騰した。その水準からみれば、最近の30ドル前後という価格は大幅に安い。だが現在の価格水準は本当に安いのか。歴史的にみると1973年の第1次石油ショックは、アラブ産油国が原油価格を3ドルから5ドルに引き上げたことで惹き起こされた。その後77年には20ドルに値上がりしているが、そのあとは約30年間にわたって20-30ドルの時代が続いている。

21世紀に入って03年のイラク戦争を契機に、原油価格は急激に上昇した。その背景には戦火が油田地帯に及んだり、中国などの新興国による需要の増大といった事実もあったことに違いはない。しかしリーマン・ショック後に原油価格を垂直に押し上げた最大の要因は、日米欧の中央銀行が実施した金融緩和政策。つまり過剰流動性が生み出した投機資金だったと言えるだろう。

仮に投機資金の影響がなかったとしたら、原油価格の過去最高値はどの程度だっただろう。おそらくは50-60ドルどまりではなかったか。これを08年に147ドルまで押し上げたのは投機資金の働き。いま20-30ドルにまで引き下げたのは、供給過剰と需要の減退によるものだと考えたら判りやすい。

そう考えると原油価格が再上昇する条件は、需給の均衡か投機の復活ということになる。ところがOPECが機能を停止し、中国の経済不安が継続し、アメリカが金融引き締めに転じた現時点では、その条件が一つも見えてこない。これが「原油20ドル説」の理論的な根拠となっているように思われる。

      ≪26日の日経平均 = 下げ -402.01円≫

      ≪27日の日経平均は? 予想 = 上げ


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