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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 軽減税率のすべて ⑯
2016-02-20-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 細かい線引きにびっくり = フランスのVAT(付加価値税=消費税)標準税率は20%。軽減税率は新聞・書籍・劇場入場料などが2.1%、パンなどが5.5%、サラダなどが10%というように3段階に分かれている。さらに同じパンでもふつうのクロワッサンは5.5%だが、チーズ入りだと10%に。またバターは軽減税率だが、マーガリンは標準税率というぐあい。

ドイツの標準税率は19%だが、食料品の大半には7%の軽減税率が適用される。しかし外食には適用されない。このためハンバーガーを持ちかえれば税率は7%だが、店内で食べると19%のVATがかかる。ところが実際にお客が払う料金は7%の税率で、持ち帰る場合と全く同じだ。これはハンバーグ店が、差額の税金を負担しているからだという。

このようにヨーロッパ各国が軽減税率を適用する範囲、つまり線引きはきわめてキメ細かい。しかも国によって、線引きは千差万別。水道や医薬品の税率をゼロにしている国も少なくない。アイルランドは標準税率が27%でEUのなかでも最も高いが、子どもの服や靴は無税となっている。

これはアイルランドが、子育てを重視していることの象徴。フランスがバターに軽減税率を適用しているのは、国内の酪農家を保護することが目的だ。各国の政策目標が、線引きにも表れていると言えるだろう。こうしたヨーロッパ諸国の事例とは対照的に、日本の線引きはバッサリと「酒類と外食を除く食品」に決められた。何よりも“判りやすさ”を重要視したためである。

                               (続きは来週サタデー)

      ≪19日の日経平均 = 下げ -229.63円≫

      【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】  


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