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経済なんでも研究会
「預金すれば損」 の時代へ?
2016-02-12-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 未知の世界に突入した恐怖感 = 長期金利が史上はじめて、マイナスの領域に突入した。10年物国債の流通利回りは9日、一時マイナス0.035%にまで低下している。日銀がマイナス金利政策を導入したことで、金融機関が額面を超えた値段で国債を買いあさった結果だ。黒田日銀総裁は「マイナス金利政策をさらに進めることも辞さない」と強調しているので、市中金利はまだ下がる可能性がある。

長期金利の低下は預金・貸出金利の低下につながり、金融機関の収益を強く圧迫する。その結果、貸出し余力も縮小し、日銀が目指した企業や個人への融資増どころではなくなってしまった。さらに収益が圧迫されると、金融機関は振り込みなど各種の手数料を値上げせざるを得なくなる。そして、その先に待っているのが、預金に対しての手数料。つまり企業や個人は預金しても利子が付くどころか手数料を徴収されることになる。

ヨーロッパではECB(ヨーロッパ中央銀行)のほか、スウェーデンやデンマーク、スイスなど数か国の中央銀行がすでにマイナス金利政策を実施している。このうちスイスなどでは、預金もマイナス金利。だが預金が減る現象はみられない。利用者は預金を資産の安全な保管先とみなし、手数料は保管料だと納得しているそうだ。これらの国々は社会保障が完備しているからだろう。だが日本の場合は、どうだろう。

日本の預金に手数料が必要になったとき、人々は預金を引き出すだろうか。自宅に現金を貯め込むだろうか。世界に冠たる個人の金融資産は、大移動するだろうか。金融機関には地殻変動が生じるだろうか。とにかく未知の領域だから、どんなことが起きるのか見当の付けようもない。その恐怖感から、日経平均は1万5000円に接近中だ。

      ≪10日の日経平均 = 下げ -372.05円≫

      ≪12日の日経平均は? 予想 = 下げ


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