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経済なんでも研究会
奇跡に近い 産油国の生産調整 (上)
2016-02-23-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 動きは出始めたけれど = 産油国の間で、原油の生産調整に向けた動きが出始めた。サウジアラビア、ロシア、ベネズエラ、カタールの石油相が秘密裏に会談。4か国は「生産量を1月の水準で固定する」ことで一致した。このニュースが伝わった先週16日、原油の国際価格は急騰。一時は26ドル台にまで下げていたニューヨーク市場のWTI(テキサス産軽質油)は30ドル台を回復。ダウ平均株価も大きく上昇した。

この4か国による合意には「他の主要な産油国も同調すること」が条件になっていた。そこで最も注目されたのが、経済制裁を解除されて原油の増産を意図していたイランの出方である。ところが大方の予想に反して、そのイランは「4か国の合意を支持する」との態度を表明した。これでまた産油国による生産調整への期待は、いっそう高まったようにも見受けられる。

だが状況をよく観察してみると、期待は幻に近いことが判る。まずサウジアラビアやロシアの1月の産油量は、過去最高の水準に達している。したがって「1月の水準で固定」できたとしても、全体の産油量は全く減らない。またイランは「4か国の合意を支持」したが、自国も「1月の産油量で固定する」とは言っていない。4か国の合意は結構だから、勝手におやりくださいというのが真意だろう。

では、なぜ4か国は合意したのだろう。特にOPEC(石油輸出国機構)の盟主であるサウジアラビアは、これまで強硬に減産に反対してきた。それが産油量を固定することに賛成したのは、イランの増産を阻止するための牽制球だったのかもしれない。しかし、その背景にある基本的な理由は、産油国がみな原油安の長期化による経済的な苦痛に耐えきれなくなってきたことに求められる。

                                 (続きは明日)

      ≪22日の日経平均 = 上げ +143.88円≫

      ≪23日の日経平均は? 予想 = 上げ


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