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経済なんでも研究会
安倍さんの嘆きは スジ違い
2016-04-01-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 先行き不安の解消が先決 = 安倍首相は先週の経済財政諮問会議で、ことしの春闘に触れ「企業の収益が過去最高となるなかで、賃上げにもう少し力強さが欲しかった」と嘆いたと伝えられる。連合の第1次集計によると、ことしの賃上げ額は平均6341円。昨年の第1次集計より1156円少なくなった。賃上げにもう少し力強さがあれば、家計の消費支出も伸びる。そうすれば経済の好循環も始まったはず。残念だ、というのが安倍首相の胸の内だったに違いない。

総務省が集計した2月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は平均26万9774円。前年を1.2%上回った。しかし、ことしはうるう年。その影響を調整すると、前年比は1.5%減少になってしまう。結果として、家計の実質消費支出は昨年9月以来6か月連続の減少になってしまった。これでは経済の好循環どころではない。

賃上げの原資が、企業の利益にあることは間違いない。昨年の企業利益は、安倍首相が指摘するように過去最高。だから昨年の春闘では大幅な賃上げが実現した。だが現在の業績見通しは、世界経済の不調や円高の影響で、目に見えて悪化している。こうした状況を受けて、経営者は昨年ほどの賃上げは決断できなかった。つまり賃上げの幅は、将来の業績見通しによって決まる。安倍首相は、この点を読み違えた。

したがって安倍首相が経済の好循環を期待するならば、なによりも経済の先行きに生じた不安の雲を払拭することが先決である。新年度予算の前倒し執行もいいが、そんな目先の対策では先が見えてこない。20年のGDPを600兆円に拡大する目標を掲げたが、その具体的な方策は示されない。この際はまず当面の不安要因である消費増税の延期を早く決断し、同時にGDPを毎年20兆円ずつ増やす具体策を策定する。それが経営者心理の委縮を防ぎ、経済の好循環を呼び込む本筋ではないのか。

      ≪31日の日経平均 = 下げ -120.29円≫

      ≪1日の日経平均は? 予想 = 上げ


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