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経済なんでも研究会
原油市場にも 宗教戦争の影
2016-04-19-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ サウジとイランの対立で合意できず = ロシアとベネズエラが画策した産油国の生産調整会議は、予想に反して失敗に終わった。カタールの首都ドーハで17日に開かれた産油国会議には18か国の石油相が集まり、今後の産油量を「1月の水準で凍結すること」を議題に協議した。しかし結局はサウジアラビアが同意せず、原油の生産調整問題は6月のOPEC(石油輸出国機構)総会まで持ち越されることになった。

原油価格の低落は、すべての産油国の財政収入を激減させた。しかし、国によって窮迫の程度はかなり違う。たとえばベネズエラは通貨の切り下げでインフレが高進、企業の倒産で国際電話も利用できなくなった。大統領が節電のため「ドライヤーの使用を禁じる声明」を出す始末である。ロシアもインフレとマイナス成長に苦しみ、プーチン政権に対する国民の不満も日に日に高まっている。

これに対してサウジアラビアは、まだ余裕がある。このためロシアやベネズエラの説得にもかかわらず、最終的には生産調整の合意に賛同しなかった。その最大の反対理由が、イランの不参加に対する不満だった。イランは欧米諸国による経済制裁を解除されたばかり。これから原油の増産に乗り出そうとしている。そのイランが生産調整に加わらなければ不公平、というのが表向きの反対理由となっている。

しかし、その裏にはサウジとイランの深刻な宗教的対立が潜んでいる。同じイスラム教だが、サウジはスンニ派、イランはシーア派。昔から犬猿の仲だ。ことし1月にはサウジがシーア派の指導者を処刑したことから、国交を断絶している。そんな両国が産油量の問題で手を結ぶことは、最初から無理だったのかもしれない。問題が6月のOPEC総会に先送りされtが、サウジもイランもOPECの主要メンバーである。

      ≪18日の日経平均 = 下げ -572.08円≫

      ≪19日の日経平均は? 予想 = 上げ


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