FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
ガン治療薬で 財政が破たん??
2016-05-06-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 財務省が緊急対策会議 = 一部のガンやC型肝炎に利く新薬が、次々に実用化されて話題を呼んでいる。たとえばアメリカの製薬会社が発売したソバルディという新薬は、C型肝炎の特効薬になった。また日本の中堅製薬会社・小野薬品が開発したオプジーポは、一部の皮膚ガンや肺ガンの治療に効果をあげている。末期ガンが完全に消滅した症例もあるというから、素晴らしい成果だ。

問題は、その価格の高さ。ソバルディは1錠6-8万円。オプジーボは1瓶15万円。肺ガン患者が1年間飲み続けると、3460万円の薬代になってしまう。そこで利用されるのが、高額療養費制度。この制度が適用されると、薬代の大部分が還付される。いま肺ガンのうち、この薬がよく利く非小細胞ガンの患者は約10万人。仮にこれらの患者がすべて高額療養費制度を使ったとすると、年間の財政負担は3兆5000億円にのぼるという試算もある。

医療費に対する国庫負担金は、16年度予算で11兆2000億円。難病によく利く新薬がどんどん開発されれば、この負担金が激増する可能性が出てきた。このため財務省は財政制度審議会で、この問題を緊急討議することになった。しかし国庫負担を減らせば、薬を買えない患者が出てくる。薬価をむりに引き下げれば、新薬の開発にブレーキがかかってしまう心配もある。

いろんなガンに利き、しかも完全に治癒できる薬ができれば、ノーベル賞もの。日本が成功すれば、国内の患者はもちろん、世界中の人たちに広く恩恵が及ぶ。輸出の主力商品になるかもしれない。だが、いまはまだ一歩を踏み出したばかり。ここで新薬開発の芽を摘んでしまっては、なんにもならない。審議会がチエを絞って、いい解決策を考え出してくれることを祈ろう。

      ≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ


             ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング

ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.