FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
サタデー自習室 ―― 円の軌跡(8)
2007-09-22-Sat  CATEGORY: 政治・経済
8)円安の影響  = 円安が経済に与える影響は、ほとんど円高の影響の裏返しと考えていい。メリットはまず輸出面に現れる。1ドル=100円だった相場が、200円に下落したと仮定しよう。輸出品をアメリカで100ドルで売った場合、輸出企業は1万円だった収入が2万円に上がる。現地での値段を80ドルに下げても、まだ儲かる。つまり輸出競争力が増大するわけだ。

輸出企業は予算を作るときに、期間中の円相場を想定して収入見込みを策定する。もし100円の相場を想定していたのに200円になれば、収入は倍加する。この想定外のもうけを為替差益と言う。たとえばトヨタ自動車の例でみると、ことし4-6月期の為替差益は1000億円にも達している。

円安のデメリットは、輸入物価が上昇すること。企業の原材料やエネルギー価格、それに食料その他の消費財も値上がりしやすい。旅行者は海外での費用が増加する。また日本の企業や個人が海外で不動産や有価証券などを購入する場合、円での支払いが増大してしまう。

では円高と円安は、どちらが得か。一概にどちらが得だとは言えないが、過去の経験からすると、どちらにしても短期間に大きく振れると、デメリットの方が大きくなりやすい。また株価への影響に限ってみると、一般に円安の方が歓迎される。これは日本の大企業が、利益の多くを輸出で生み出しているからだろう。

    ≪21日の日経平均 = 下げ≫

    【今週の日経平均予想 = 3勝1敗】

    Please click here ⇒ 人気blogランキングへ
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.