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経済なんでも研究会
新経済対策への 3つの注文 (上)
2016-07-13-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ まず景気の不調を確認すること = 参議院選挙は、自民・公明の与党が圧勝した。安倍首相はこの結果を「アベノミックスを加速せよ」という民意の表れと受け止め、デフレ脱却を目指して「包括的で大胆な予算を組む」と発言。関係閣僚に新しい経済対策の検討を指示した。日本経済の現状からみて、非常に適切な判断だと評価していい。

新しい経済対策の作成については、注文したいことが3つある。その第1は、日本経済の現状を正しく認識することだ。政府・与党はこれまで「景気は緩やかな回復を続けている」という基調判断を崩していない。にもかかわらず対策を実施するのは、イギリスのEU離脱に伴う悪影響に対処するためだという。だが、こうした説明は明らかに矛盾している。この矛盾を解消しておかないと、補正予算の規模などをめぐって無用の混乱を生じかねない。

第2次安倍内閣が発足したのは、12年12月末だった。直ちに打ち出したアベノミックスの効果で、13年度の実質成長率は2.0%に上昇している。しかし14年度はマイナス0.9%、15年度はプラス0.8%。つまり過去2年間はゼロ成長にも達していない。また鉱工業生産の水準をみると、10年を100とした指数で12年10-12月期は95.9。それが16年1-3月期では96.1と、ほとんど変わっていない。

株価だけは、まだ高値を維持している。第2次安倍政権が誕生した12年12月26日の終り値は1万0230円、最近は1万5000円台を行き来している。ところが勤労者世帯の実収入は、当時の月平均60万6000円が、最近は45万5000円に激減した。これらを総合して判断すると「景気は緩やかに回復]とは、どうしても言えない。選挙も終わったことだし、政府は正しい景気判断を国民に示してもらいたい。

                                  (続きは明日)

      ≪12日の日経平均 = 上げ +386.83円≫

      ≪13日の日経平均は? 予想 = 上げ


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