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経済なんでも研究会
イエレン議長の 雇用統計の読み方
2016-09-06-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 21日に利上げを決定できるか = 米労働省が2日に発表した8月の雇用統計は、FRBにとって利上げの障害となるのかどうか。この問題をめぐって、市場の見方は真っ二つに割れているようだ。たしかに発表された雇用統計の内容は、きわめて微妙。FRBは今月20-21日のFOMC(公開市場委員会)で利上げの是非を決めることになるが、イエレン議長はどう考えるのだろうか。これまでの彼女の言動から占ってみよう。

8月の非農業雇用者は15万1000人の増加だった。7月の27万5000人という増加数から大きく減っている。ただ昨年8月も増加数は15万人だった。また過去1年間の月平均増加数は20万4000人で、満足すべき水準を維持している。また失業者数も785万人で、昨年の777万人と変わっていない。イエレン議長は過去の講演で「雇用者数は長期的にみる」と述べているので、この結果が利上げの障害になるとは考えないのではないか。

イエレン議長は、長期失業者の増減には注意を払ってきた。27週以上にわたる長期失業者は、8月の場合200万人。7月の202万人とほとんど変わっていない。昨年8月の219万人に比べれば、むしろ改善している。ただイエレン議長がずっと気にしていた平均時給は、やや伸びが鈍化した。8月は25ドル73セントで前月比3セントの増加。7月は8セント、6月は50セント増加している。

FRBが金融政策を決定するFOMCは、年内あと3回だけ。11月は大統領選挙の直前に予定されており、政治的に利上げの決定は難しい。したがって9月を逃すと、次は12月ということになる。イエレン議長は雇用統計だけで利上げを決めるわけではないから、今後に発表される経済統計やFRBの他のメンバーの意見を聞いて、21日に決断を下すことになる。今回の雇用統計で、利上げを断念したとは全く思えない。

      ≪5日の日経平均 = 上げ +111.95円≫

      ≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ


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