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経済なんでも研究会
「再交渉しない」 は詭弁 : TPP
2016-10-14-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 国会が本格討議を開始 = 自民・公明の与党は、きょう14日から衆院特別委員会でTPP(環太平洋経済連携協定)の本格審議を始める方針。TPPについてはすでに党首討論などでも取り上げられたが、安倍首相は「交渉では最善の結果が得られた。だから再交渉はしない」と答弁。アメリカの次期大統領候補が2人ともTPPに反対している現状を無視する姿勢を貫いている。だが現在の状況からみて「再交渉しない」で済む可能性はゼロに近い。

周知のように、アメリカの大統領候補は2人ともTPPに反対している。共和党のトランプ氏は「TPPは恐ろしい取り引きだ」と公言。民主党のクリントン氏も「再交渉の必要がある」と断言している。2人とも選挙戦を通じて何度も発言しているから、重大な公約とみなされており、大統領になってから態度を変えることはありえない。

仮にクリントン氏が大統領になって日本に再交渉を要求してきた場合、安倍首相は「ノー」と突っぱねることができるのだろうか。トランプ氏の場合は、アメリカがTPPから脱退してしまう危険性が大きい。そのとき日本が他の10か国をまとめてアメリカ抜きのTPPを構築するとしても、再交渉どころか協定を作り直す必要がある。

オバマ大統領が来年1月の任期切れまでに、議会を説得する可能性はどうだろう。議員のなかには反対論も多いし、賛成する議員も次期大統領と対決する形をとるだろうか。この可能性もないに等しい。結局、現状から判断すると、日本がTPPについて「再交渉しない」道はゼロということになる。安倍首相の答弁は、全く実現不可能と言うしかない。

      ≪13日の日経平均 = 下げ -65.76円≫

      ≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ


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