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経済なんでも研究会
サンデー実験室 = 孫に聞かせる経済の話 (改訂版)
2016-10-16-Sun  CATEGORY: 政治・経済
第11章 国債って、なんだろう? ⑫

◇ 増える国債の発行額 = 政府は景気をよくするために、今年度2回目の補正予算を編成しました。総額は3兆3000億円で、そのうちの2兆7500億円は新しく国債を発行してまかないます。この結果、来年3月末の国債発行残高は838兆円に達する見込み。また政府の借金は、全体で866兆円にのぼります。この金額は国の経済規模であるGDP(国内総生産)に対して205%、つまり2倍以上という大きなものです。

南ヨーロッパのギリシャが財政の危機に陥りました。このギリシャでさえ、GDPに対する政府債務の比率は143%です。日本はなぜ危機に陥らないのでしょうか。いちばん大きな違いは、日本の国債はほとんどが国内で買われていて、外国人の保有は10%ぐらいしかありません。これに対してギリシャの場合は、外国人が70%ぐらい買っていたことです。外国人がギリシャの国債に不安を持ち、買わなくなったため大問題が生じたわけです。

国が借金を返せなくなったことは、これまでにも例があります。たとえば1990年代にはタイや韓国、それにロシア。01年末にはアルゼンチンが、そういう状態に陥りました。これらの国々は通貨の下落や金利の上昇で経済が不況に落ち込み、インフレと失業の増加に悩まされたのです。

日本は大丈夫なのでしょうか。日本の国債が国内で消化されているのは、国民がたくさん貯蓄をしているからです。日銀の計算によると、その金額はことし6月末で1746兆円ありました。でも政府の債務残高との差は、どんどん詰まってきています。日本もこれからは国債の発行を増やすと売れなくなり、金利が上がり始める危険があります。もうギリギリのところに近づいていると言ってもいいでしょう。


                              (続きは来週日曜日)

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