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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- マイナス金利政策の功罪 ①
2017-01-07-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 異次元緩和で驚かす = 第2次安倍内閣が誕生したのは2012年12月。すぐあとの13年3月には、アジア開発銀行の総裁だった黒田東彦氏が日銀総裁に就任している。そのころ経済学界では、ノーベル賞を受賞したポール・グルーグマン博士が「金融不安は中央銀行が大量の通貨を流通させることで克服できる」と提唱。大きな話題になっていた。安倍首相と親しい浜田宏一氏がこれに共鳴。日銀にこの政策を実行させるため、黒田氏を安倍首相に推挙したという経緯がある。

期待に応えて就任1か月後の13年4月、黒田総裁は“異次元緩和”と称する金融緩和策を発表して、世間を驚かせた。日銀の金融政策は「2年以内に物価の2%上昇を目標とする」「そのために通貨の供給量を2倍に増やす」というのが、その内容。具体的には、日銀が市場から国債や株式などを買い入れることによって、資金供給量を年間60-70兆円増やすことになった。

市場はこの衝撃的な新政策を歓迎。安倍政権も財政出動を決めたため、株価は急騰、円相場は大きく下落した。いわゆるアベノミックス第1弾と第2弾の登場である。この結果、景気にも明るさが広がり、日銀の異次元緩和もこの段階では成功と評価された。しかし原油価格の下落や中国経済の不調など外部要因にも引きずられて、間もなく異次元緩和の効果も減退する。

そこで日銀は14年10月に追加緩和を決定。市場からの資産買い入れ額を、年間80兆円に拡大した。だが、その効果はほとんどなく、景気は足踏み状態。物価はむしろ下落する始末。やむなく16年1月、日銀はマイナス金利という奇策を導入することになった。だが、このマイナス金利政策は、世の中でいちじるしく誤解されている。

                          (続きは来週サタデー)

      ≪6日の日経平均 = 下げ -66.36円≫

      【今週の日経平均予想 = 3勝0敗】  


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