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経済なんでも研究会
喜ぶべきか 悲しむべきか : 1人当たりGDP
2016-12-27-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 国際比較では第20位 = 内閣府の計算によると、15年の1人当たり名目GDPは3万4522ドルで前年より9.6%減少した。3年連続の減少で、OECD(経済協力開発機構)加盟35か国のなかで第20位となっている。00年にはアメリカに次いで第2位だったが、その後は低成長と円安が進んだ影響で順位を落としてきた。やや悲しい現象である。

国際的に比較するためドルに換算すると、こういう結果になる。しかし円ベースでみると、様子はかなり違う。15年度の1人当たり名目GDPは419万1000円で、前年度比11万5000円の増加。4年連続で増加した。GDPというのは、一国の経済規模を表す数値。したがって、1人当たりのGDPは国民の平均的な豊かさを示す指標とも言える。だから、この数値が増加することは喜んでいい。

ただ手放しでは喜べない。円ベースの1人当たりGDPは、ピークだった1997年の422万8000円をまだ下回っている。一方、日本の人口は08年から15年の間に106万人も減った。それだけ人口が減ったのだから、GDPがぜんぜん増えなくても1人当たりGDPは増えたはず。にもかかわらずピークをまだ下回っているのは、この20年間の経済成長が低すぎたためである。

厚生労働省の推計によると、16年も人口は31万5000人減りそうだ。今後も人口の減少が続くと、GDP全体は増加に抑止力が働く。逆に1人当たりGDPは増加しやすくなる。これからは為替相場によって大きく左右されるドル建ての1人当たりGDPよりも、国民の豊かさを示す円表示の1人当たりGDPを大切にして行きたい。

      ≪26日の日経平均 = 下げ -31.03円≫

      ≪27日の日経平均は? 予想 = 上げ


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