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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- マイナス金利政策の功罪 ③
2017-01-21-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 金融機関に限定した政策 = 日銀には700を超える金融機関が、当座預金口座を開設している。日銀との取り引きや金融機関同士の決済に必要だからだ。この口座に預け入られているおカネに対して、日銀はこれまで一律に年0.1%の金利を付けていた。それを預金の一部には金利を付けず、逆に0.1%の手数料を徴収する。これが16年2月に日銀が打ち出した「マイナス金利政策」である。

一方、中央銀行が政策金利を下げ続け、ゼロを超えてマイナスにする政策。これも一般には「マイナス金利政策」と呼ばれている。政策金利が下がると、金融機関の預金や貸し出しの金利も連動して下がることが多い。じっさいヨーロッパの一部の銀行は、法人や個人の預金に対してマイナス金利を導入した。だから日銀の政策は、これと混同されやすい。

では日銀のマイナス金利政策は、何を狙ったものなのだろうか。まず金融機関は日銀に大量の預金をすると、マイナス金利で手数料を取られる。したがって預金を引き出して手元に置くことになるが、これでは全く利益を生まない。そこで営業努力を強めて、企業や個人に対する貸し出しを増やす。すると設備投資や消費が増加して、景気がよくなる。日銀はこう考えたわけだ。

さらに金融機関に限定した措置だとはいえ、日銀は金利をマイナスにする領域にまで踏み込んだ。このインパクトによって、一般の金利水準も下がることを期待したと考えられる。金利が下がれば、企業や個人はおカネを借りやすくなる。それがまた景気の押し上げにつながる。黒田総裁はマイナス金利の実施に際して「効果が出るのに、半年も1年もかからない」と豪語した。

                               (続きは来週サタデー)

                                           

      ≪20日の日経平均 = 上げ +65.66円≫

      【今週の日経平均予想 = 2勝3敗】           

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