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経済なんでも研究会
「老人」を「年寄り」と 言うが如し
2017-01-12-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 中身がない学会の提言 = 日本老年学会と日本老年医療学会は先週、高齢者の年齢区分を「現在の65歳以上」から「75歳以上」に引き上げるよう政府に提言した。医療の進歩や健康意識の高まりで、現在の高齢者は10-20年前に比べて5-10歳若返っているというのが、提案の理由だ。また65-74歳を準高齢者、90歳以上を超高齢者と呼ぶのが妥当だという意見も表明している。

65歳以上を高齢者とする考え方は、1956年に国連が出した報告書に由来するらしい。だが日本人の平均寿命は当時に比べると、女性は20歳近く、男性も16歳ほど延びている。だから高齢者の定義も変更すべきという理屈は、十分に理解できる。総務省の推計によると、昨年9月時点で65歳以上は総人口の27%、75歳以上は13%を占めていた。したがって高齢者の定義を「65歳以上」から「75歳以上」に引き上げると、高齢者の人口はほぼ半減することになる。

たしかに最近の高齢者には、元気な人が多い。だが高齢者の定義を変えたり、準高齢者とか超高齢者といった新しい呼び名を作るだけでは、ほとんど意味がない。その結果として定年延長が促進されたり、年金の支給年齢が引き上げられたりしなければ、実体的には何も変わらない。

もちろん定年延長や年金支給年齢の引き上げは、急激には実施できない。それでも今後10年のうちに、段階的に実施するなどの提言はできたはずだ。そのためには高齢者が働きやすい環境をどうやって整備するかなど、そこまで踏み込んだ提言が欲しかった。それと高齢者にも、働かないことを選ぶ自由はある。この点を明記しないと、今後の高齢者対策は誤解を招きかねない。

      ≪11日の日経平均 = 上げ +63.23円≫

      ≪12日の日経平均は? 予想 = 上げ


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