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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- マイナス金利政策の功罪 ⑥
2017-02-11-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ いちばん得したのは財務省 = 残念ながらマイナス金利政策がもたらした極端な金利の低下は、長続きせずに消えてしまった。アメリカのFRBが一昨年末と昨年末に金利の引き上げに踏み切ったため、日本の金利水準も最近は下げ止まりから上昇気味に推移している。この結果、住宅ローン金利がやや上昇。需要の増加も一段落した。不動産向けの貸し出しはまだ増加しているが、その勢いは鈍化している。

しかし全般的に金利の水準は、まだ異常に低い。このため企業は社債の発行を急いでいる。金利が安いうちに、資金を調達しておこうというわけだ。日銀によると、16年の社債発行総額は10兆5000億円で、前年を50%も上回った。平均の償還期限は9.9年に延びている。なかには40年の起債もあった。その半面で、企業は株式の新規発行を前年より6割も減少させた。

国債の金利も大幅に低下した。新規国債の発行は入札によって、価格が決まる。しかし最近は、金融機関が額面より高い値段で応札することが多い。市場に出せば、日銀がもっと高い価格で買い取ってくれ、利ザヤが稼げるからだ。この結果、財務省の懐には額面を上回る資金が転がり込むことになる。さらに金利の低下で、利払い費用も大幅に減少した。

国債の発行で国に流入する金額や既発債の利払いに必要な金額は、すべて予算に計上されている。その予算額を上回る収入や利払い費の減少分は、次の予算の原資に使うことができる。たとえば16年度の第2次補正予算では、国債費を4200億円縮小させた。17年度予算でも国債費を836億円少なく計上している。

                                (続きは来週サタデー)

      ≪10日の日経平均 = 上げ +471.26円≫

      【今週の日経平均予想 = 5勝0敗】   


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