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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- マイナス金利政策の功罪 ⑦
2017-02-18-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 本業では利益が出せない銀行 = マイナス金利政策は住宅ローンの借り手や建築・不動産業に、一定の利益をもたらした。また超低金利で社債を発行した企業には恩恵を与え、国債費の大幅な縮小を通じて国庫の負担も軽減させている。だがマイナス金利による恩恵は、いろいろ探してみてもこのぐらいなもの。その半面、副作用は広範な分野に及んでいる。

たとえば金融機関は、経営が一気に苦しくなった。貸出金利が下がる一方で、預金金利はゼロ近くにまで低下しており、これ以上は下げられない。預かったおカネを貸し出して利ザヤを稼ぐ銀行の本業では、利益を出すことが難しくなってしまった。やむなく不動産向けの融資や消費者ローンに精を出している。へたをすると、不良債権を生みやすい分野だ。

4大銀行グループが発表した昨年4-12月期の連結決算をみると、本業の儲けを示す基礎利益は合計1兆3759億円で前年同期を9%下回った。国債の利回りも縮小しているため、売買してもあまり儲からない。余った資金を日銀に預ければ、手数料を取られる。アメリカの国債にもおカネを回してみたが、これも利回りが下がってしまった。

日銀もこの状態を憂慮し、ことしになってから長期金利をプラスの領域にとどめる政策を実施。銀行が本業で少しでも利益が出せるように配慮した。ところが昨年末からアメリカの金利が上昇。これを受けて日本の長期金利にも、上昇圧力がかかっている。このため日銀は長期金利が上がり過ぎないように金融を調節するなど、ややドタバタ気味の対応を迫られている。

                                  (続きは来週サタデー)

      ≪17日の日経平均 = 下げ -112.91円≫

      【今週の日経平均予想 = 2勝3敗】   


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