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経済なんでも研究会
トランプ税制改革の 見取り図 (下)
2017-02-15-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 政策実現への障害物 = トランプ税制改革が実行されれば、アメリカ経済には大きな活力が生まれる。だが、その実現までには多くの障害物を乗り越えなければならない。なかでも最大の障害物は財源。トランプ政権としては、まず経済成長の加速によって生じる税の自然増収をアテにしている。さらに国境調整税による増収。研究開発費以外の租税特別措置を全廃する、などの強硬手段も検討しているようだ。

国債の増発も当然ありうる。しかし連邦政府の債務は、すでに20兆ドルに近い。議会は上下両院とも共和党が多数を占めたが、共和党の議員には“小さな政府”の信奉者が多い。財政赤字の大幅な拡大を容認するかどうかは、きわめて微妙だ。この意味では、議会が障害物になるとも言えるだろう。

資金還流税は実施されれば、6000億ドルの資金が還流すると試算されている。この税はブッシュ政権も05年に導入したが、そのときは3000億ドルが還流。ただし大幅なドル高を招いている。また国境調整税は、WTO(世界貿易機構)から“待った”がかかる公算が大きい。不正な輸出促進と輸入抑制で、WTOの規約に違反すると考えられるからだ。

トランプ大統領が、その腕力でこれらの障害物を突破できるかどうか。突破すると、アメリカ経済の拡大は加速する。しかし同時に、ドル高・物価高・金利高の風に吹かれることも確実だろう。こうしたアメリカ経済の変化は、直ちに日本経済にも強い影響を与える。早めに対応策を考えておいた方が賢明である。

      ≪14日の日経平均 = 下げ -220.17円≫

      ≪15日の日経平均は? 予想 = 上げ


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