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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- マイナス金利政策の功罪 ⑫
2017-03-25-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 行き詰まった日銀の緩和政策 = 日本経済が高度成長を続けていた1973年(昭和48年)、日銀の政策金利(当時は公定歩合)は年9%だった。その後は成長率の低下とともに、政策金利も下がる一方。08年9月のリーマン・ショック直前には0.5%となっていた。その後も不況対策で、ついに政策金利は0.1-0%へ。これ以上は下げられないところに行き着いてしまった。

金利がダメなら、あとはおカネの量を増やすしかない。そこで日銀が13年4月に始めたのが、国債や株式を市場から年に60-70兆円買い入れる“異次元緩和”だった。さらに14年10月には、買い入れ額を80兆円に増やしている。だが、その結果は日銀の国債保有額が激増。最近では国債発行残高の4割を超えてしまった。この調子では、買うべき国債が間もなく市場から姿を消してしまう。量的緩和も限界が見えてきた。

そこで日銀は、再び金利政策に立ち戻る。それが16年1月のマイナス金利政策である。黒田日銀総裁はしばしば「マイナス金利政策はまだ深掘りできる」と豪語しているが、実際問題としては難しい。日米間の金利差を広げればドル高・円安になりやすく、トランプ大統領を吠えさせることにもなりかねない。

だから、これ以上の金利引き下げは難しい。しかもマイナス金利政策の副作用は、広範な分野に広がっている。一部にプラス効果をもたらしたものの、マイナス効果の方がはるかに大きいことは明らかだ。日銀はいさぎよくマイナス金利政策の失敗を認め、金融政策の方向転換を真剣に考えるべきだろう。

      ≪24日の日経平均 = 上げ +177.22円≫

      【今週の日経平均予想 = 3勝1敗】   


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