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経済なんでも研究会
国際原油価格が 急落 (上)
2017-03-15-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ シェールの反撃が始まった = ニューヨーク商品取引所のWTI(テキサス産軽質油)先物価格は先週、大きく下げて1バレル=48ドル台にまで落ち込んだ。一時は55ドル台に上昇していたから、この数日の間に1割も下落したことになる。下落の発端は、EIA(米エネルギー情報局)によるアメリカの原油に関する生産と在庫状況の発表だった。

EIAの発表によると、3月3日時点でアメリカの原油生産量は日量909万バレル。昨年7月の840万バレルより1割近く増えている。また在庫量は5億2800万バレルで、1982年以来の最高になった。この在庫量は市場の予想を大きく上回るものだったため、投機筋が一斉に売りに向かったようだ。在庫の増加は暖冬のせいもあったが、アメリカのシェール生産がかなり回復してきた結果とみられている。

原油の国際価格は、OPEC(石油輸出国機構)が昨年11月に減産で合意してから上昇基調を保ってきた。実際の減産はことし1月から始まり、その目標は加盟13か国で日量120万バレルの削減。その1月の実績は、OPECの集計によると89万バレルの削減だった。まずまずの成績と評価され、価格も55ドル台まで上昇していた。

だが価格が上がると、アメリカ産シェールの生産も増えてしまう。アメリカ国内のリグ(石油掘削設備)稼働数は2月に入ると591基、15年10月の水準に回復。生産量もしだいに増加しつつある。EIAの予測では、17年の原油生産量は898万バレル、18年は953万バレルに達するという。OPECをはじめとする産油国連合の減産戦略に対抗する形で、アメリカ・シェール産業の反撃が始まったわけである。

                                  (続きは明日)

      ≪14日の日経平均 = 下げ -24.25円≫

      ≪15日の日経平均は? 予想 = 下げ


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