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経済なんでも研究会
サンデー実験室 = 孫に聞かせる経済の話 (改訂版)
2017-05-28-Sun  CATEGORY: 政治・経済
第14章 景気対策って、なんだろう? ④

◇ 高度成長期の景気対策 = 日本経済は1960年代から70年代にかけて、実質GDPが毎年10%以上も拡大する高度成長期を迎えました。しかし、その時代でも景気対策はひんぱんに実施されていたのです。景気がよくなりすぎると、輸入が増えて国際収支は赤字に。すると外貨準備が底をつくので、政府・日銀は財政支出を抑制したり、金利を上げたりして景気を引き締めます。

その効果が出て景気が下降すると、こんどは財政支出を増やしたり、金利を引き下げます。その結果、景気が上昇すると、また引き締め。当時はこうした引き締め策と刺激策の繰り返しでした。カネ不足の時代だったために、日銀の金融政策は大きな効果を発揮しています。ですから日銀の景気対策は金利の変更だけ。量的緩和などは必要ありませんでした。

こうした状況は70年代の後半以降、一変します。まず73年の石油ショック、さらに85年のプラザ合意による円の切り上げ。日本経済の成長率は急速に鈍化し、景気対策もほとんど刺激策の連発といった状況に変わってしまいました。しかも財政政策も金融政策も、以前のような効果をあげにくくなっています。

日本の成長率がなぜ落ち込んだのか。「経済が成熟したから」と言ってしまえばそれまでですが、その原因はきわめて複雑です。また財政面や金融面からの刺激策が、なぜ効きにくくなったのか。その理由も簡単ではありません。次回はその辺の考え方について触れてみましょう。

                                (続きは来週日曜日)


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