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経済なんでも研究会
サンデー実験室 = 孫に聞かせる経済の話 (改訂版)
2017-07-16-Sun  CATEGORY: 政治・経済
第14章 景気対策って、なんだろう? ⑪

◇ 異次元緩和政策の副作用 = 日銀が13年4月に導入した金融の異次元緩和は、金利をゼロに下げたままで巨額の資金を世の中に供給するという内容でした。これ以上の緩和策は見当たらないほどの思い切った景気対策でしたが、いわば一種の劇薬。効力もありましたが、その副作用も出てしまいました。

このうちゼロ金利は、住宅ローンなどおカネを借りている人たちに大きな恩恵を与えたことは確かでした。しかし預金をしている人たちは、利息収入がほとんどゼロに。特に年金だけで生活設計を立てている人たちには、打撃になりました。こういう人たちは節約をするしかありません。その結果が消費の減退になって、むしろ景気の足を引っ張ることになったと考えられます。

また日銀が年間80兆円もの国債や株式を買ったことで、市場には大きな悪影響が及びました。特に国債は、日銀が新しく発行される国債を上回るペースで購入し続けたため、市場に流通する国債の量がしだいに減ってしまいました。このため市場での売買も減少し、市場としての機能がいちじるしく阻害されているのです。

株式についても、日銀はETF(上場投資信託)を購入しています。ETFのなかには業績が悪化している企業の株式も含まれているので、そんな銘柄の株価も上昇してしまうといった事態も生じているのです。とにかく流通する国債の量がどんどん減っていますから、日銀の大量買入れ政策はいずれカベに突き当たることは必至でしょう。

                               (続きは来週日曜日)


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