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経済なんでも研究会
サンデー実験室 = 孫に聞かせる経済の話 (改訂版)
2017-07-02-Sun  CATEGORY: 政治・経済
第14章 景気対策って、なんだろう? ⑨

◇ 効き目が薄れた財政からの刺激策 = 20世紀の初めに「景気が悪くなったときは、政府が需要を創り出してやればいい」と提唱したのは、有名な経済学者のジョン・ケインズでした。需要が減退して供給を下回ると、景気は悪くなりますね。そこで需要の不足分を、政府が補ってやればいいという理屈です。

このケインズ理論に従って、各国は景気が後退すると財政支出を増やして景気を支えたのです。その効果は確かにありました。戦後の日本も、何回となく財政支出による景気の刺激を試みています。しかし、その効果はしだいに低下してしまいました。どうしてでしょうか。

たとえば1964年の東京オリンピックに備えて、東京―大阪間に新幹線を造りました。人口が集中する2つの地域を結んだのですから、その経済効果はとても大きかったのです。ところが最近の北海道新幹線の場合は、便利にはなりましたが、経済効果という点ではぐっと落ちてしまいます。先進国ではインフラが充実した結果として、ケインズ理論が通用しにくくなってしまったと言えるでしょう。

国債を発行して財政支出を増大しても、期待するほどの効果はなくなった。それなら金融面からの景気刺激策も、一緒に実行しよう。こうして実現したのが、アベノミックスの第1と第2の矢だったのです。財政と金融の両面から景気を刺激する。この景気対策は、形のうえでは理想的なものでした。

                               (続きは来週日曜日)  


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