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経済なんでも研究会
円高過敏症の 東京株式市場 (上)
2017-06-27-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ むしろ将来の円高を警戒 = 新聞の株式欄を読んでいると「円高で株安」とか「円高警戒で伸び悩み」といった表現に、よく出くわす。最近は「円高⇒株安」が、いわば常識となってしまったようだ。たしかに円高は、企業が保有する外貨建て資産を目減りさせる。トヨタの場合は「円相場が1円上昇すると、利益が350億円減少する」といった知識が完全に定着してしまった。

多くの輸出企業はこの弊害を和らげるため、海外生産を拡大した。これによって輸出競争力の低下による損失は、かなりの程度まで防げるようになった。しかし海外で生み出した利益を決算のため円建てに換算すると、そこに為替差損が生じてしまう。経営者はそれを心配して、業績予想を発表するときにはどうしても慎重になりがちだ。株価にとっては、下げ要因となることが多い。

日経平均株価は先週、年初来高値を更新した。しかし週末時点での年初からの上昇率は5.3%にすぎない。たとえばアメリカの9%、ドイツの12%、インドの18%、韓国の17%に比べると、はるかに見劣りする。その大きな原因の一つが、東京市場に定着してしまった“円高過敏症”ではないだろうか。

円の対ドル相場は、ことしになってから大きくは動いていない。1月の平均値が114円75銭だったのに対して、先週末時点の相場は111円30銭。この程度の水準なら、多くの企業の想定レートを下回っている。したがって株式市場は現実の円相場よりも、将来の相場水準を過度に心配していると言えそうだ。

                                 (続きは明日)

      ≪26日の日経平均 = 上げ +20.68円≫

      ≪27日の日経平均は? 予想 = 上げ


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