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経済なんでも研究会
サンデー実験室 = 孫に聞かせる経済の話 (改訂版)
2017-08-06-Sun  CATEGORY: 政治・経済
第14章 景気対策って、なんだろう? ⑭

◇ 困難なアベノミックスの評価 = 第2次安倍内閣は12年12月に発足すると、直ちに13兆円にのぼる大型の補正予算を編成。日銀も無制限の金融緩和政策を断行しました。当時の世界経済にはまだリーマン・ショックの後遺症が尾を引き、中国経済も減速し、日本経済は四苦八苦の状態に陥っていたのです。それがアベノミックスの出現で、急速に明るさを増したことは確かでした。

まず株価が急伸。安倍内閣が成立する直前の日経平均は1万0080円でしたが、ちょうど2年後の14年12月末には1万7451円まで回復しています。金利の低下で円相場も下落し、その影響で輸出も12年の63兆7000億円が14年には73兆1000億円にまで増加しました。名目GDPは11年の491兆5000億円が、14年には512兆9000億円に拡大しています。

このようにアベノミックスは、最初の2年間には大きな効果をあげたと言えるでしょう。しかし、その後の2年半はしだいに効力が薄れ、株価は現在2万円程度で推移。上昇のスピードは、目に見えて鈍化してしまいました。16年の輸出は70兆円で、むしろ2年半前より減っています。

アベノミックスは最初のうち、大きな威力を発揮しました。しかし時間が経つにつれて、財政と金融という第1と第2の矢は失速気味です。この間、第3の矢となるべき成長戦略は、まだ構築し切れていないという状況なのです。したがってアベノミックスに対する全体的な評価を下すのは、いまのところ困難と言うしかありません。

                                (続きは来週日曜日)


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