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経済なんでも研究会
サンデー実験室 = 孫に聞かせる経済の話 (改訂版)
2017-08-27-Sun  CATEGORY: 政治・経済
第14章 景気対策って、なんだろう? ⑰

◇ 公約は守られていない = 日本の大企業は最近、史上最大級の利益を出し続けています。この利益を従業員の賃上げに使えば、家計の所得が増え消費支出の増大が見込めます。消費が増えれば企業の売り上げが伸び、また賃上げへ。安倍首相はこうした“経済の好循環”が起きることを期待して、企業側に大幅な賃上げを実施するよう要請しました。しかし現実には“好循環”は発生していません。

アベノミックスが効果をあげ、名目GDP成長率は13年が1.8%、14年が2.2%、15年が3.2%と、順調に拡大しました。当時、安倍首相は「成長率を3%に引き上げ、20年ごろまでにGDPの規模を600兆円に拡大する」と胸を張ったのです。しかし成長率は16年に1.3%に縮小、17年も1.4%程度と見込まれています。600兆円の話は、立ち消えになってしまいました。

日銀もアベノミックスが始まった当時「1年以内に物価を2%まで上昇させる」と公約しました。しかし4年半が経過した今日でも、その公約は達成されていません。それどころか、日銀は物価の将来見通しを少しずつ引き下げているのが現実です。景気はごくゆっくりと回復はしていますが、政府や日銀が4年半前に想定した姿とはかなり違ったものになってしまいました。

アベノミックスは最初の2年間、景気浮揚効果を発揮したことは確かでしょう。しかし、その後は第1と第2の矢が失速、第3の矢を発射できなかったために、浮揚効果もなくなったと言えます。こうした経過からみても、アベノミックスは成功とも失敗とも断定しにくい結果となっています。

                    (続きは来週日曜日)


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