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経済なんでも研究会
急発進はしたけれど・・・ : 電気自動車 (下)
2017-09-29-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 産業構造の激変を招きかねない = ガソリン車の場合、普通乗用車に使われる部品は約3万種類。厳密に数えると10万種類にものぼるという。ところがEVは約1万種類の部品で組み立てられる。したがって仮にEVが急速にガソリン車を駆逐すると、数多くの部品会社が倒産する。ガソリン車の場合に必要な熟練工によるエンジン部分の組み立ても必要がなくなり、多くの職人が失業することにもなりかねない。

ドイツのメルケル首相は最近「EVの普及とディーゼル車の改良の両方が求められる」と述べた。その意味は、急激なEVの普及で大きな摩擦を生んではならないということだろう。同じヨーロッパでも、フランスやイギリスの首脳が環境問題を重視する立場からEVの普及促進を強調したのとは、ややニュアンスを異にしている。

中国やインド政府の思惑はもっと違う。ガソリン車の製造では、日米欧の大メーカーにとても太刀打ちできない。そこで製造が簡単なEVで勝負するという意図は明白だ。この政策目標からすると、EVは普及しても電気そのものを火力発電に頼っているので、環境の改善にはつながらない恐れも十分にありうる。

組み立てが容易だから、新規参入組も増える。アメリカのステラや中国のBYDが、その好例だ。さらにガソリンと電気を併用するハイブリッド車、水素を燃料とするFCV(燃料電池車)も、普及台数を伸ばすだろう。そして無人運転の技術。各メーカーはどこに経営資源を投入したらいいのか。その判断を間違えたメーカーは淘汰されることになる。

      ≪28日の日経平均 = 上げ +96.06円≫

      ≪29日の日経平均は? 予想 = 上げ


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