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経済なんでも研究会
転換点を過ぎた 世界経済(4)
2007-11-16-Fri  CATEGORY: 政治・経済
<危険水域に近づく日本経済> = 7-9月期のGDP(国内総生産)は、実質成長率が年率2.6%になった。4-6月期のマイナス1.6%からプラス成長に戻ったために、一安心という見方が強い。内容をみると、住宅投資の前期比7.8%減少、輸出の2.9%増加が目立っている。住宅の減少は建築基準法改正の影響。相変わらず輸出の増加が、景気を押し上げている。

輸出の強さに支えられて、企業の業績も好調だ。日本経済新聞の集計によると、9月中間決算の経常利益は前年比11.8%の増加。だが、これから対米輸出が鈍化することは避けられない。その分を中国やアジア諸国、EU(ヨーロッパ連合)向けで、どの程度まで埋められるか。これら諸国の経済が、アメリカの景気後退と原油高の影響をどれだけ受けるか。ここが今後の注目点だろう。

円高の進行も輸出には抑制力となって働き、企業の業績を押し下げる。来年3月の通期予想では、利益の伸びは6.7%に。ということは、下半期の業績がかなりダウンすることを意味している。最近の大幅な株価の下落は、サブプライム→アメリカの景気後退→ニューヨーク株式の急落を反映したもの。しかし国内の輸出減→企業業績の低下を、先取りした動きでもあるように思われる。

日本の景気は、このところ輸出の伸長を土台にした大企業の好業績によって支えられてきた。この構造が、一つの転換点に差しかかったことは間違いない。物価もじわじわと上がってくるだろう。年末から来年前半にかけての景気展望は、まったく楽観を許さない。特に財政面からも金融面からも、これといった景気対策の手段を持たないだけに、油断は禁物である。

    ≪15日の日経平均 = 下げ -103.26円≫

    ≪16日の日経平均は? 予想= 下げ

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