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経済なんでも研究会
黒田日銀総裁の 光と闇 (上)
2018-03-23-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 異次元緩和の輝きは消滅 = 黒田日銀総裁の再任が決まった。任期は23年4月までの5年間。日銀総裁の再任は、山際総裁以来57年ぶりのことである。ゼロ金利と国債の大量買い入れという大胆な金融緩和政策を引っ提げて5年前に登場した黒田総裁は、世界中を驚かせたと言ってもいい。アベノミックスの一翼を担って、株価の上昇や雇用の増大に大きく貢献したことも事実である。

たとえば5年前と現在を比べると、日経平均株価はほぼⅠ万円の値上がり。名目GDPは約1割の増大。失業率は25年ぶりの低さに。企業の利益は過去最高の水準に達している。世界同時好況の影響にも恵まれたが、”黒田バズーカ”と呼ばれた超金融緩和政策がそれなりの効果を発揮したことは確かだろう。

だが、この異次元緩和も時の経過とともに、すっかり色あせてしまった。日銀がいくら現金を供給しても、企業や個人の借り入れは一向に増えない。かつての栄光は遠くにかすみ、その明るさは刻々と薄れて行く。しかし日銀はこれ以上に金利を下げられないし、国債の購入を増額することもできない。

その一方で超緩和政策の副作用は、時とともに累積する。財政はますます規律を失い、銀行は本業では儲けられなくなった。債券市場は日銀に乗っ取られ、株式市場も日銀への依存度を強めている。このように日銀が現在の政策を続けていると、その政策の効果はどんどん薄まり、副作用はどんどん強まる。これが、いま日銀が陥っている重大なジレンマだろう。

                           (続きは明日)

      ≪22日の日経平均 = 上げ +211.02円≫

      ≪23日の日経平均は? 予想 = 下げ


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