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経済なんでも研究会
緩和政策の縮小始める : 日銀 (下)
2018-04-27-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 実験なのか本番なのか? = 黒田日銀総裁の言う“異次元緩和”は、時とともにその副作用が強まってきた。市場に出回る国債の量が極端に減り、利回りはゼロ近辺に張り付いて動かない。このため金融機関の経営が圧迫され、年金生活者などは預金の利子を得られない。株式市場では需給のバランスが崩れ、経営不振の企業の株価までが上がってしまう。日銀自身も、こうした超緩和政策の悪影響に気付き始めた。

しかし日銀は「物価が2%上昇するまで緩和政策は止めない」と宣言してしまったから、表立って政策の変更は言い出せない。そこで何も言わずに緩和政策の縮小を始めたのではないか。市場にどんな影響が出るか、実験を試みているのかもしれない。だから市場に影響が出るまでは、買い入れの縮小を続けるのではないか。さまざまな見方が飛び交い始めている。

さらに来年10月には、消費税の再引き上げが予定されている。消費増税は、景気を悪化させる公算が大きい。そのときに備えて、国債やETFの買い入れ余裕をできるだけ増やしておく。こんな推測まで聞かれるようになった。アメリカのFRBは着々と金融引き締めを進めており、ヨーロッパのECBも緩和政策からの離脱を鮮明にした。日本だけが置き去りにされたくないという気持ちも、日銀にはあるのだろう。

とにかく副作用を大きくしないためにも、日銀が緩和政策の縮小を試みることは結構だ。しかし何の説明もなしに政策を変更するのは、いかがなものか。市場に何か影響が出たら止めるというのも、いかにも姑息だ。緩和政策を永久に続けることは不可能で、いずれは止めなければならない。この際は思い切って「物価2%の目標」を、捨て去ったらどうだろう。

       ≪26日の日経平均 = 上げ +104.29円≫

       ≪27日の日経平均は? 予想 = 上げ


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