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経済なんでも研究会
資金流出が 始まった! ; 新興国 (上)
2018-05-15-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 通貨防衛で金利を40%に引き上げ = アメリカの金利が3%を超えた副作用として心配された、新興国からの資金流出がついに始まった。新興国側は防戦に必死。続々と政策金利を引き上げたり、為替介入を実施したりしている。だがアメリカの金利がさらに上昇すれば、経済的な破たんに追い込まれる国が出現する危険性は決して小さくない。そうなれば世界同時好況は、終了することになるだろう。

IIJ(国際金融協会)の集計によると、ことし1-3月期には新興国に509億ドルの資金が流入していた。ところが4月下旬にアメリカの長期金利が3%台に載せると、様相は一変。4月下旬だけで55億ドルの資金が流出した。主として新興国の株式や債券に投資していたヘッジファンドが、安全で利回りの高いアメリカの証券に乗り換えたためとみられている。

こうした資金の逆流で、新興国の通貨は軒並み下落した。通貨が下落すると輸入価格が上昇して、国内の物価が高騰する。これに原油価格の上昇も加わって、新興国は資金の引き留めとインフレ防止のため、政策金利を引き上げざるをえない。ブラジル、トルコ、インド、インドネシア、フィリピンなどが続々と利上げを実施した。特に経済状態が悪いアルゼンチンは政策金利を40%に引き上げ、IMF(国際通貨基金)に支援を要請している。

じっさい、新興国の通貨は急速に下落している。IMFの調査によると、ことし3-4月だけで米ドルは他の主要通貨に対して2.3%上昇した。これに対してロシア・ルーブルは7.4%、ブラジル・レアルは3.5%、メキシコ・ペソは3.4%の下落だった。ドルが上昇し、自国通貨が下落すると、それだけドル建て債務の実質負担が増加してしまう。この面からも、新興国の経済は苦しくなるわけだ。

                           (続きは明日)

      ≪14日の日経平均 = 上げ +107.38円≫

      ≪15日の日経平均は? 予想 = 上げ


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