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経済なんでも研究会
自動車の25%関税は 言い出し値?
2018-05-29-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ トランプ流交渉術に慌てないこと = AさんはTさんから100万円を借りていた。ところが返済期限が来ていないのに「返せ」と言われて大弱り。返さなければ「今後Aさんの会社へは発注しない」と脅かされて、泣く泣く「50万円で勘弁してください」と頼み込む。すると「仕方がない。今回は大目に見てやろう」と、なんだか情けを施された具合になってしまった。トランプ大統領の外交を見ていると、こんな話を連想してしまう。

たとえば、鉄鋼やアルミに高い輸入関税をかけた。ところが2国間の貿易交渉でアメリカ側の言い分を呑めば、関税は猶予するという戦法。初めに高い言い出し値を提示、これを外交交渉のカードに使用する。これがトランプ流の交渉術だ。先週23日、トランプ大統領はまたまた同じカードを切った。安全保障上の理油から、輸入する自動車に高い関税をかけることを検討すると発表したのである。

その狙いは多岐にわたる。まずは中間選挙を控えて、自動車産業が集中するミシガン州など北西部の票集め。次にNAFTA(米州自由貿易協定)で再交渉中のカナダとメキシコに対する脅し。さらに近く開始する日本との2国間交渉への新たなカード。加えて日本やドイツなどの海外メーカーに、アメリカ国内での生産を拡大させる効果・・・。

注目すべき点は、発表で「これから検討する」と言っていること。また25%という税率はマスコミが報じているだけで、トランプ大統領は触れていないこと。さすがに「25%の関税を決定した」とは言いにくかったのに違いない。もう1つ気になるのは、中国がアメリカの要請を受け入れて、7月から自動車の輸入関税を15%に下げると発表したばかり。その中国がアメリカの関税引き上げに何も文句を言っていない。事前に暗黙の了解でもあったのだろうか。

       ≪28日の日経平均 = 上げ +30.30円≫

       ≪29日の日経平均は? 予想 = 上げ


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