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経済なんでも研究会
トランプ大統領の 頭のなか (上)
2018-06-12-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ G7サミットをぶち壊す = カナダのケベックシティで8-9日に開催されたG7サミット(主要7か国首脳会議)は、前代未聞の結果に終わった。各国首脳がアメリカの鉄鋼・アルミに対する輸入制限をきびしく非難したが、トランプ大統領はどこ吹く風。貿易の大赤字を減らすための正当な措置だと強弁して、取り合わなかった。しかもトランプ大統領は会議に遅刻したうえ、終了を待たずにシンガポールへと飛び立ってしまった。

それでも、残された6か国首脳はなんとか共同宣言をまとめて発表した。貿易に関しては「保護主義と引き続き戦う」と明記。さらにトランプ大統領の顔を立てて「WTO(世界貿易機構)の改善を進め、関税・非関税障壁の削減に努める」という文言も付け加えた。ところが専用機のなかでこれを知ったトランプ氏は「首脳宣言は承認しない」と声明した。全くのぶち壊しである。

トランプ大統領の“アメリカ・ファースト”主義は、よく知られている。この主義を貫くためには「出来上がった現在の秩序やワク組みを壊す必要があると、トランプ氏は確信しているように見受けられる。たとえば移民の受け入れを拒否し、国民皆保険を目指したオバマ・ケアをご破算に。また大気汚染防止のパリ条約からも脱退した。その裏には、11月の中間選挙を見据えた票集め作戦が常に見え隠れする。

国際貿易の面でも同様だ。自由貿易を標榜するWTOは、アメリカにとって不利である。だからアメリカの貿易収支は、長いこと大赤字を続けている。この赤字を削減すれば、アメリカ国内での生産が増えて、雇用者も増加する。こうした一般論を前提として、具体的には鉄鋼やアルミの輸入に高関税をかける。すると工場が集中している北東部で、共和党の票が増える。同様の手法で、次は自動車を標的にする。これがトランプ氏の頭の構造だ。

                              (続きは明日)

       ≪11日の日経平均 = 上げ +109.54円≫

       ≪12日の日経平均は? 予想 = 上げ


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