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経済なんでも研究会
無法状態に陥った 就活戦線
2018-06-16-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 3年生になったら活動開始 = 来春卒業予定の大学4年生は、もう3分の2が企業の内定を獲得した。就職情報大手ディスコ社の調査によると、6月1日時点の就職内定率はなんと65.7%に達している。経団連の指針では、6月1日が採用活動の解禁日。その日にはもう3分の2が内定しているというのだから、開いた口が塞がらない。しかも3年生になったばかりの大学生も就活を始めているというから、2度びっくり。いったい、どうなっているんだ。

就活の状況が異常になった背景には、人手不足という事実がある。しかし就活を巡る制度自体にも、問題があるようだ。内定の返上が増えているため、企業側は必要以上に内定を乱発。最近の傾向は、内定を獲得した学生1人平均で2.5社から内定を受けているという。すると、どうしても返上率が増えざるをえない。それがまた内定の乱発に繋がるという悪循環を生んでいる。一方、経団連の指針を守っている企業には、学生が集まらない。だから指針を守らない企業が増える。

この4月に3年生になったばかりの学生にも、企業側の囲い込みが始まった。その手段に使われるのがインターンシップ。本来は学生に就業体験をしてもらうのが目的だったが、これが面接代わり。経団連が昨年、インターンを1日だけでも実施できるように改めたため、ことしは実施する企業が大幅に増えている。

大学3年生と言えば、勉学に最も身を入れる期間。それが就活に明け暮れるようでは、学生の質は落ちてしまう。長い目で見れば、日本の将来も危うくなる。経団連には、この状態を改善する力はないだろう。文部科学省は有識者会議を招集して、早急に対策を講ずるべきだ。そうでないと、就活戦線は大学1-2年生にまで拡大する恐れがある。

       ≪15日の日経平均 = 上げ +113.14円≫

       【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】  


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