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経済なんでも研究会
曲がり角に来た 中国経済 (下)
2018-08-17-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 1兆円を鉄道建設に上乗せ = 成長率が鈍化してきたところへ、アメリカの関税引き上げ攻勢。固定資産投資と個人消費に続いて輸出まで伸び悩めば、習政権が公約している6.5%の経済成長も難しくなる。そこで中国政府は景気政策を大転換、抑制気味だった財政を拡大することになった。具体的には7320億元(12兆円)の鉄道建設予算を8000億元に増額。たとえば四川省-チベット自治区間の高速鉄道、地方都市の地下鉄建設を促進する。

この結果、新たに必要となる鋼材は約200万トン。アメリカ向けの鉄鋼輸出118万トンを十分に補える計算だ。しかし大きな問題も発生する。全国の鉄道を管理運営する鉄路総公司は、すでに5兆元の負債を抱えているが、新線は概して赤字路線。借金は膨れるばかりだ。また鉄鋼メーカーも息は吹き返すが、生産性が低い工場の廃棄はますます遅れてしまう。

したがって、今後の注目点は2つ。まずは今回のてこ入れで、中国経済の成長鈍化が止まるのかどうか。ことし後半の固定資産投資、小売り売上高、そして輸出の動向。最終的には下期の成長率が6.5%を維持できるか。仮に維持できないとすると、アジアを中心に世界経済には寒風が吹きこむ。むろん、日本も例外ではない。

もう1つは、地方政府や国有企業の赤字が増えること。金融機関の不良債権が増大し、これが金融不安に発展すると大変だ。いわば中国版のリーマン・ショックが、起きる危険性もないではない。もし起きれば、世界経済には深刻な影響が伝播する。こちらの動きにも、気を付けておかねばならないだろう。

       ≪16日の日経平均 = 下げ -12.18円≫

       ≪17日の日経平均は? 予想 = 上げ
 

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