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経済なんでも研究会
サタデー自習室 ―― 原油のABC (3)
2007-12-15-Sat  CATEGORY: 政治・経済
3)第2次石油ショック = 2度目の石油ショックは、1979年(昭和54年)2月のイラン革命が引き金となった。さらに翌80年のイラン・イラク戦争で、中東の情勢は、ますます緊迫する。この間、原油価格は2倍強の上昇となり、1バレル=30ドルに達した。第1次ショックの直前に比べると、ちょうど10倍の水準である。

ところが第1次ショックのときとは違って、日本の国内は意外に冷静だった。卸売物価こそ24%上がったが、消費者物価は1ケタの上昇にとどまっている。これには、いくつかの理由が考えられる。まず消費者の“学習効果”。第1次ショックの際の買占め行為を反省、きわめて賢明に対応した。企業側も反省し、売り惜しみ的な行動はあまり見られなかった。

第1次ショックで発生したインフレを抑えるために、金融政策が引き締め気味に運用されていたことも幸いした。さらに石油の備蓄、省エネ、代替エネルギーの開発、製造業を中心としたエネルギー効率の向上など、一連の原油高騰対策が着々と進められていたことも大きい。

原油の有限説も下火になった。原油の価格が上昇すると、採掘コストが高くても採算のとれる油田が開発される。たしかに超長期的にみれば原油は有限だが、近い将来に原油の枯渇はなさそうだという事実に、多くの人が気付いたのだった。2度にわたった石油ショックは大事件に違いはなかったが、日本はそれを逆手にとってエネルギー効率を大幅に改善することができたと言えるだろう。

(続きは来週サタデー)
                                          
≪14日の日経平均 = 下げ -22.01円≫

    【今週の日経平均予想 = 2勝3敗】

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