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経済なんでも研究会
日銀の儲けは 14兆4600億円
2018-12-01-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 国債とETFの買い入れで = 日銀が発表した中間決算によると、9月末時点での国債保有額は462兆1300億円。前年より6.0%増加した。またETF(上場投資信託)の保有額は21兆6500億円で、前年より36.7%増加している。日銀は大規模な金融緩和の一環として、13年から大量の国債とETFを市場から購入。その累積額がこの巨大な数字になった。言い換えると、これだけの現金を放出したことになる。

この金融操作で、日銀はどれだけ儲けたのだろうか。発表によると、9月末時点での時価総額は国債が469兆4000億円。ETFは28兆9000億円だった。購入価格との差、つまり含み益は国債が7兆2600億円、ETFが7兆2000億円。合計14兆4600億円ということになる。特にETFの利益が大きかったのは、この1年間で日経平均株価が約3000円値上がりしたためだ。

日銀は特殊認可法人だから、この儲けを配当や職員の賃上げに使うことはできない。逆に大量購入したことの副作用が、ますます大きくなって行く。すでに国債市場は値動きがほとんどなくなっており、金融機関などは売買しても利益が出なくなってしまった。また株式市場でも、たとえばファーストリテイリングなどは流通する株式が希薄になるといった弊害を生んでいる。

そんな弊害があるにもかかわらず、まだ国債やETFを買い続ける必要があるのかどうか。疑問の声も高まりつつあるのが現状だ。また、いずれにしても日銀は永久に買い続けるわけにはいかないだろう。すると、どこかで購入を止めたり、市場に売り戻すことになる。だが、そのための設計図は全く描くことができない。国債やETFの保有高が増え、儲けが増大する一方で、日銀の苦悩も果てしなく膨張しつつある。

       ≪30日の日経平均 = 上げ +88.46円≫

       【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】   


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