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経済なんでも研究会
自動車が映す 世界経済の現況 (上)
2019-01-10-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 日米は横ばい、中英は下降 = 業界団体の集計によると、日本国内の18年の新車販売台数は527万2067台だった。前年比では0.7%の増加で、ほぼ横ばいとなっている。このうち軽自動車の規格を超える登録車は1.3%の減少、軽自動車は4.4%の増加だった。軽自動車の性能が、格段に向上したためだと思われる。ただ業界の販売総額という点では、前年を下回ったようだ。

米オートモーティブ・ニュース社の集計によると、アメリカ国内の18年の新車販売台数は1733万台だった。前年比では0.6%の増加で、こちらもほぼ横ばい。トランプ大統領の大型減税に助けられて高い水準を維持したが、ローン金利の上昇もあって息切れ気味。GMやフォード、それにトヨタなどの主力メーカーは、そろって前年割れとなっている。

中国は世界最大の自動車市場。17年の新車販売台数は、日本の5.5倍に当たる2888万台だった。しかし18年は7月以降ずっと前年割れ。汽車工業会の推計だと、通年では前年比3%の減少になる見込み。前年割れは28年ぶりのことになる。中国経済の減速を映し出していると言えるだろう。またEU離脱で苦しむイギリスの18年の新車販売台数は、前年比7%の減少となった。

このように各国の新車販売台数と景気動向の相関性は、かなり高い。だが、それだけではない。いま世界経済は米中貿易戦争やイギリスのEU離脱など大きな問題に揺り動かされているが、その影響をまともに受けているのが自動車業界だ。したがって自動車メーカー各社の対応策には、これらの問題の本質がくっきりと映し出されている。

                                (続きは明日)

       ≪9日の日経平均 = 上げ +223.02円≫

       ≪10日の日経平均は? 予想 = 下げ


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