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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 原油のABC (4)
2007-12-22-Sat  CATEGORY: 政治・経済
4)第3次? 石油ショック = いま原油価格が、信じられないほど高騰していることは、ご存知の通り。11月にはニューヨーク市場で、なんと1バレル=99ドル台の史上最高値を付けた。このためガソリンはもちろん、ビールや食料品、クリーニング代に至るまで値上げラッシュが続いている。まだ誰も名付けないが、原油価格の高騰が経済に打撃を与えているという点からすれば、第3次石油ショックと命名してもいい。

第2次ショックのあと、原油価格はかなり下落した。中東情勢の落ち着きに加えて、価格の上昇に刺激されて産油国が増産したからである。たとえば1986年には15ドル台に戻っている。その後は少しずつ上昇して、03年の平均価格は31ドルに。それが06年5月からは、急激な上昇トレンドに乗った。07年8月には70ドル台。そして現在は、いつ100ドルに到達してもおかしくない状況になっている。

今回の価格急騰には、3つの原因が考えられる。まず主要先進国の景気回復。次いで中国など新興国の需要増大。3つ目は世界的なカネ余りによる投機。このうち中国の原油需要は毎年20%も伸びており、03年には日本を抜いてアメリカに次ぐ世界第2位の消費国となっている。

ただ専門家によると、世界の需給から見た原油の適正価格は50ドル程度。それ以上の価格上昇は、投機による釣り上げだという。巨大な投機資金は、原油だけでなく株式や金、非鉄金属、食料品にも向けられており、それが原油市場に集まったときに原油価格が急騰する。かつての第1次、第2次石油ショックは、戦争が引き金だった。今回は性格が全く違う。だから、第3次ショックと言わないのかもしれない。

                           (続きは来週サタデー)

    ≪21日の日経平均 = 上げ +225.40円≫

    【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】

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