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経済なんでも研究会
習政権は 「背水の陣」を敷いた (上)
2019-03-07-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 6%成長を死守する構え = 中国の李克強首相が、全国人民代表大会で発表した19年の目標成長率は「6-6.5%」だった。18年の「6.5%前後」からの引き下げ幅を小さく見せるための工夫をしているが、上限の6.5%に意味はない。というのも実際の成長率は、昨年10-12月期に6.4%まで下がっているからだ。習政権の真意は、下限の6%を死守することにあるとみるべきだろう。

この6%成長を死守するために、中国政府は大々的な景気対策を打ち出した。李首相によると、まず企業に対する優遇措置。減税と社会保険料の負担軽減で、計2兆元(33兆円)を還元する。また地方特別債を2兆1500億元発行し、鉄道建設8000億元を中心にインフラ投資を促進する。同時に金融面からも預金準備率の引き下げなど、いっそうの緩和を図る方針だ。

習近平国家主席は、かねてから「20年のGDPを10年の2倍に拡大させる」と公約してきた。そのためには19年の成長率を6%以上にすることが、絶対条件となる。また仮に6%を割るようだと、失業率が急激に高まって国民の不満が爆発しかねない。このため財政・金融面から総力を挙げて、“6%の川”を渡って後退することがないよう万全の体制を構築したのだろう。

問題は、その効果である。上海市場の株価は、政策内容を評価して上昇した。また専門家のなかにも「これで中国経済は年央から回復に向かう」と楽観する人が出ている。その半面「いまの中国経済は病根が深く、こうした対策では治癒しない」とみる人も多い。たしかに背水の陣は敷いても、戦いに勝てないこともないではない。

                               (続きは明日)

       ≪6日の日経平均 = 下げ -129.47円≫

       ≪7日の日経平均は? 予想 = 下げ


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