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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 原油のABC (5)
2007-12-29-Sat  CATEGORY: 政治・経済
5) OPECの変貌 = 石油の話には、必ずと言っていいほどOPEC(Organization of the Petroleum Exporting Countries = 石油輸出国機構)が登場する。このOPECが一躍、その名を世界に知られるようになったのは、1973年に第4次中東戦争が勃発したときだった。そのときOPECは原油価格を約4倍に値上げし、第1次石油ショックを惹き起こした。

だがOPECの歴史は、もっと古い。設立は1960年。当時、産油国の油田を完全に支配していたメジャーズ(国際石油資本)が一方的に原油価格を値下げしたことに抗議するため、産油国が結束を固めることを目的に設立した組織である。このときの参加国はサウジアラビア、イラン、イラク、クウェート、ベネズエラの5か国。原油価格改定の際に事前協議を要求する程度の力しか持っていなかった。

ところが2度にわたった石油ショックを経て、OPECは強大な価格決定権を有するようになった。インドネシアやアラブ首長国連邦なども参加し、現在は13か国が加盟している。オーストリアのウィーンに本部を置き、80年代には世界の石油事情をにらみながら加盟国の産油量を調節するまでに力を増大した。しかし21世紀に入ったころから、その力には翳りも見え始めている。

翳りの理由は、OPECに加盟していないロシアやメキシコなどの産油量が拡大していること。代替エネルギーの普及など。そして最も大きい理由は、OPECのなかでの貧富の差が拡大したことだろう。特に大きな収入を手にしたサウジやアラブ首長国連邦、クウェートなどの諸国は、先進国の優良会社や商品市場などに巨額の投資をし始めた。このため石油を“武器”に、先進国の経済を攻撃する戦略は使いにくくなってきたようだ。

(続きは来週サタデー)

    ≪28日の日経平均 = 下げ -256.91円≫

    ≪28日大納会の終り値 = 1万5307円78銭≫

    【今週の日経平均予想 = 4勝0敗】

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