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経済なんでも研究会
分水嶺に立った 景気 / アメリカ (下)
2019-07-10-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 要注意なのは信用度の低い社債の溶解 = 分水嶺に達したアメリカ経済にあって、なお光り輝いているのが株価と雇用。この輝きのために、景気の判断は強くなりがちだ。このうちダウ平均は先週、史上最高値を9か月ぶりに更新した。米中貿易交渉の再開とFRBによる利下げ期待が原動力だが、基本的にはカネ余りがもたらす現象だろう。結局はリスクが下がれば、カネを株式市場に注ぎ込むしかない。

もう1つの雇用には、少々ナゾが多い。工業生産の水準が下がり気味なのに、6月の雇用統計では製造業や建設業の雇用者数が増えている。5月に減少したことの反動もあるだろうが、全体として人手不足感が解消しないのはなぜなのか。アメリカでも「団塊の世代が定年を迎えつつあるからだ」という説明もあるが、それだけではどうも納得できない。

株価と雇用が絶好調なことから、アメリカの景気はまだ拡大を続けるという見方も強い。その可能性も小さくはないが、景気のピークが近づいていることも確かだろう。ただ拡大が緩やかだったために、次の後退は短くて浅いという観測も強い。しかし景気が下降を始めた場合、今回は特に注意すべきことがある。

それは長年のカネ余りで、信用度の低い企業の社債が急増していること。5%程度の金利につられて、大量の資金が集まっている。景気が好調なうちはいいが、いったん景気が下降に向かうと倒産が続出。これらの社債で組成したレバレッジ・ローン債などは紙くずに。規模の違いはあるかもしれないが、あのリーマン・ショック時と同じ金融不安を惹き起こす危険が、日に日に増大していることは確かである。

       ≪9日の日経平均 = 上げ +30.80円≫

       ≪10日の日経平均は? 予想 = 下げ


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