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経済なんでも研究会
“忖度”の匂いがする 月例報告
2019-07-27-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 「緩やかな回復」と言うしかない? = 政府は23日に開いた関係閣僚会議で、7月の月例経済報告を了承して公表した。いちばん注目される景気の現状については「輸出を中心に弱さが続いているものの、緩やかに回復している」と表現。これまでの判断を据え置いている。このため新聞各紙も、この記事をそれほど大きくは扱わなかった。しかし月例報告をよく読んでみると、なんだか誤魔化されているような気がしてならない。

まず生産の動向について、報告は「横ばいとなっているものの、一部に弱さが続いている」と判断した。従来の「弱含んでいる」に比べてどう違うのかよく判らないが、これで1年7か月ぶりの上方修正になったと説明している。この上方修正は、全体の景気判断を「緩やかな回復」とするための重要な根拠となっているらしい。

ところが、企業の業況判断に関する箇所では「製造業を中心に慎重さが増している」と記述している。製造業が慎重さを増しているのに、生産が上方修正されるとは。ちょっと理解に苦しむ。また生産を上方修正した根拠として、報告は「5月の生産指数は前月比0.5%増」の数字を挙げた。しかし経産省が発表した5月の生産指数は前月比2.1%の減少。プラス0.5%という数字は、どこを探しても見当たらない。

月例報告は、景気動向に関する政府の公式見解だ。消費増税を目前に控えて、報告で「景気は下降」とは言えない。そんな思惑が、この月例報告からは感じ取れる。判断を「緩やかな回復」のまま据え置くために、悪ヂエを働かしたのではないか。そこで“改竄”があったとは思えないが、少なくとも“忖度”の匂いは漂ってくる。

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