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経済なんでも研究会
サンデー実験室 = 孫に聞かせる経済の話
2008-01-13-Sun  CATEGORY: 政治・経済
第8章 円高・円安って、なんだろう? ⑦

1ドル=360円の時代が終わったのは、1971年(昭和46年)のことでした。この年の8月、アメリカのニクソン大統領は突然「金本位制(きんほんいせい)を止める」と発表したのです。それまではドルをアメリカの中央銀行に持って行くと、1トロイオンス(約31グラム)の金を35ドルで売ってくれました。これが金本位制で、ドルの価値を落さないための方法でした。しかしアメリカは貿易で大赤字を出し続けて、この制度を続けられなくなってしまったのです。

アメリカの赤字を減らすために、各国は自国の通貨をドルに対して切り上げることにしました。ドルの価値は下がりますが、アメリカは輸出を伸ばしやすくなりますね。日本もこのとき、円を1ドル=308円に切り上げたのです。でも混乱がなかなか収まらなかったため、72年から73年にかけて、各国は変動相場制という新しい方式を採用します。日本も73年2月に、変動相場制へ移行しました。

1ドル=360円とか、1ドル=308円というふうに、あらかじめ通貨の交換レートを決めておくやり方を固定相場制と言います。もし360円で輸出が伸びすぎたり、輸入品の価格が高くなりすぎた場合には、このレートを変更して調節すればいいと考えたわけです。これに対して変動相場制というのは、外国為替市場に集まってくる需要と供給にレートをまかせてしまう方法です。輸出が伸びてドルがたくさん市場に出されれば、ドルは下がり、円は上がるでしょう。こうして自然に輸出は抑えられるという考え方です。

いまも変動相場制は続いています。需要と供給の力によって、レートがいつも変動していることは、みなさんも知っていますね。円の値段も73年からは、ずいぶん大きく動いています。1995年の4月には、1ドル=79円75銭という戦後で最も高いレートを記録しました。ここ数年は、1ドルに対して、だいたい100円から120円ぐらいの間を行ったり来たりしています。

                               (続きは来週日曜日)

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