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経済なんでも研究会
金が史上最高値! 1000ドル狙う?
2008-01-10-Thu  CATEGORY: 政治・経済
ニューヨーク市場で8日、金価格が1トロイオンス=879ドル40セントの史上最高値を記録した。これまでの記録は1980年1月に付けた875ドル。これを28年ぶりに更新した。2001年には250ドル台まで下がっていたから、この7年間で3倍半の値上がりということになる。さらに夜になってからの時間外取り引きでは、894ドル40セントにまで上昇した。ニューヨーク市場は先物取り引きが中心だが、現物取り引きのロンドン市場でも873ドル25セントの新高値となった。

理由はアメリカ経済のスタグフレーション入りが、ほぼ確実になったこと。株安・ドル安・インフレ懸念の3要素が、金の価格を押し上げた。まず株式市場に向かっていた投機資金の一部が、金市場へと方向転換した。ドルという貨幣資産から、実物資産の金へ乗り換える動きが生じた。インフレに強い金に対する関心が高まった。今回の金価格上昇は、これでほとんど説明がつく。

金という商品は、実に奇妙な性格を持っている。生産量は年間2500トンほど。その6割以上が宝飾品として消費される。また半導体の一部にも使われる工業原材料でもある。そして変質しない。どんな国の通貨とも容易に交換できる、という特性も有している。だから国際的に緊張が高まると、必ず買われた。80年の最高値も、イラン革命やソ連軍のアフガニスタン侵攻が引き金となっていた。

投機資金は値上がりで儲けが出ると、すぐに撤退する。だから金価格もこの先、一本調子で上がることはない。しかし中期的にみれば、アメリカ経済の変調でドルが下がる分だけ、金の価値は上がる。機軸通貨が弱くなると、昔の金本位制時代を懐かしむかのように金は権威を高めて行くに違いない。そう遠くないうちに、1000ドルにまで達する可能性は大きい。

                (注) 1トロイオンス=31.1034768グラム

    ≪9日の日経平均 = 上げ +70.49円≫

    ≪10日の日経平均は? 予想 = 上げ

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