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経済なんでも研究会
カネ余り相場の 実態 (上)
2019-11-07-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 株式・債券・原油・金がそろって値上がり = ニューヨーク市場では、いま歴史的にみても珍しい現象が起きている。株式と債券、それに原油と金の価格がそろって上昇。いずれも年初来2ケタの値上がりだ。こんなことは、かつてなかった。世の中にあり余ったおカネが、行き先を求めて4つの市場に流れ込んだ結果である。こうした異常な現象は、いつまで続くのだろうか。

株式市場をみると、ダウ平均はほぼ史上最高値の水準で推移している。年初からの上げ幅は4000ドル、率にして17%だ。SP500も新高値を更新した。債券や原油、金も大きく値上がりしている。過去の経験からすると、投機資金はこれらの市場を循環することが多い。たとえば株が下がると資金は株式市場から金市場に移り、金の価格が上昇した。ところが今回は、すべての市場にカネがとどまっている。だから、どこも下がらない。それだけ資金量が豊富な証拠だろう。

資金の最大の供給源は、各国中央銀行による金融の大幅な緩和である。BIS(国際決済銀行)の調べによると、アメリカ・ヨーロッパ・日本の国債発行残高は約37兆ドル。その多くを中央銀行が買い入れている。その結果、日米欧の中央銀行による資金供給量は、ことし7月末で11兆6000億ドル(約1300兆円)にのぼった。これらの資金の一部は金融機関に滞留、信用創造を通じて肥大している。

QUICKファクトセット社の推計によると、日米欧に中国を加えた主要企業が保有する手元資金は12兆ドル。これらの資金がすべて市場に出てくるわけではないが、一部は投機にも使われている。また企業の自社株買いが盛んだが、これも資金の大きな供給源になっている。ほかにも各国の年金ファンドや一般から資金を集めるヘッジファンドなど、資金の供給源は数え切れない。

                                  (続きは明日)

       ≪6日の日経平均 = 上げ +51.83円≫

       ≪7日の日経平均は? 予想 = 下げ


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